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複数のスレッドが同じメモリー領域にアクセスしていることを検知したところ
複数のスレッドが同じメモリー領域にアクセスしていることを検知したところ
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 エクセルソフトは2006年8月9日,マルチ・スレッド・プログラム用のデバッグ/分析ツールの新版「インテル スレッド・チェッカー 3.0」を発表した。開発元は米Intel

 マルチ・スレッド・プログラムでは,異なるスレッド同士が同じメモリー領域にアクセスしてデータを破壊する「data race」や,複数のスレッドがお互いの処理終了を待ち続ける状態に陥る「deadlocks」など,一般的なデバッガでは検知しにくいバグが発生することが多い。インテル スレッド・チェッカーはこのようなマルチ・スレッド・プログラム特有のバグを検知するツールである。

 新版では,Intelが先日発売した新しいマルチコア・プロセサ(Xeon,Core 2 Duo)に対応したほか,それらのプロセサが備える64ビット動作モード(EM64T)上で動くプログラムにも使えるようになった。また,Microsoftの最新開発ツール「Visual Studio 2005」に統合できるようになった。さらに,プログラムを検査し,頻繁に使われているモジュールを検知する機能を新たに搭載し,コマンドプロンプトからの操作にも対応した。

 同社は同時に,マルチ・スレッド・プログラムの性能を計測するツール「インテル スレッド・プロファイラー 3.0」も発表した。このツールは,アプリケーションの実行にかかる時間をスレッド単位で分析し,特に処理時間がかかっている部分を検出するのに使用する。スレッド・チェッカー 3.0と同様に,この製品でもIntelの新プロセサや64ビット技術に新たに対応した。

 価格はスレッド・チェッカー 3.0が13万6500円(税込)。スレッド・プロファイラー 3.0が4万950円(同)。スレッド・チェッカーはWindows版のほかLinux版も発売する。