PR
図:BEA AquaLogic Service Bus 2.5Jの画面例
図:BEA AquaLogic Service Bus 2.5Jの画面例
[画像のクリックで拡大表示]

 「SOA実現のカギを握るのは,複数のサービス同士を連携させるためのミドルウエア,ESBだ。だからこそ,ESBの強化には特に力を入れている」。米BEAシステムズのマージ・ブレヤ シニア・バイスプレジデント兼最高マーケティング責任者はこう強調する。

 日本BEAシステムズは8月10日,SOA(サービス指向アーキテクチャ)関連ソフトの新版を投入した。ESB(エンタープライズ・サービス・バス)製品である「BEA AquaLogic Service Bus 2.5J」だ。ESBは,SOAに基づいたシステムを実現する上で基本的かつ必須の構成要素である。今回同社が投入した2.5Jでは,Webサービス同士をより連携しやすくするために各種の機能を追加した。

 主な追加機能の一つが,社内外にあるWebサービスの情報を蓄積する「UDDI」との連携機能。ESBで連携させるサービスの検索や追加が容易になる。(AquaLogic Service Busの機能強化点についてはこちらの記事を参照)。

 また,BEAはService Busと,7月に出荷済みのサービス・レジストリ製品「BEA AquaLogic Service Registry 2.1」との相乗効果を強調する。サービス・レジストリとは,社内外のサービスを管理するための仕組み,あるいはそれを実現するソフト(サービス・レジストリについての解説記事)。AquaLogic Service RegistryはUDDIとして利用できる(AquaLogic Service Registryの関連記事)。

 「増加したサービスを効率的に管理する仕組みがなければ,サービスの再利用や柔軟な活用など,ほど遠い。今後,ESBとともに,サービス・レジストリ製品をSOA実現の要(かなめ)として位置づける」とブレヤ氏は説明する。

■変更履歴
付加情報として,AquaLogic Service Registry関連の記述を追加しました。
[2006/08/11 16:45]