Mozilla Japanは2006年8月30日、プロバイダー向けにメールソフト「Mozilla Thunderbird」をカスタマイズできる「拡張機能」の提供を開始した。プロバイダーが拡張機能を利用してカスタマイズしたThunderbirdを提供すると、あらかじめプロバイダーに接続するための送受信サーバー情報やポート番号、暗号化方法などの情報を設定した状態でユーザーに配布できるメリットがある。ユーザーは氏名などの最小限の情報を入力するだけで済む。
第一弾として、インターネッットイニシアティブ(IIJ)が採用。同社が提供する個人向けインターネット接続サービス「IIJ4U」「IIJmio」の利用者向けにカスタマイズしたThunderbirdを提供する。既にThunderbirdを利用しているユーザー向けに、後からカスタマイズするためのモジュールも提供する。