ダイワボウ情報システムは2006年8月30日,迷惑メール(スパム)対策機能を持つメール・サーバーを導入したいユーザーを主な対象に,インターネット・サーバー・アプライアンス「DISサーバアプライアンス・ベースモデル」を発売し,同日出荷を開始した。価格は,48万800円から。
DISサーバアプライアンス・ベースモデルは,日本IBMが販売する1Uラックマウント型サーバー機「xSeries 306m 8849-PAQ」に,Red Hat Enterprise Linux 4と,クラスキャットが販売するインターネット・サーバー・ソフト「ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition v4.1」をインストールしたもの。
Cute Server Managerは,メール・サーバーなど各種インターネット・サーバー向けの運用管理ソフトである。米Cobalt Networksが開発し,その後に同社を買収した米Sun Microsystemsが「Sun Cobalt」として製品化したアプライアンスをベースに,ソフトウエアをRed Hat Enterprise Linux向けに移植したもの。
今年8月に出荷を開始したCute Server Managerの最新版では,Red Hat Enterprise Managerが備えるメール・サーバーを標準状態で動作させる場合と比較して,スパム対策機能を強化したのが特徴。具体的には2つある。(1)Submission Port(TCP 587番)とSMTP_AUTHを使えるようにした。ClassCat Cute Server Manager経由で送信するユーザーを認証することで,スパムを送信してしまう危険性を減らした。(2)サーバー/ドメイン認証機能であるSender-IDとDKIMを実装した。