富士通は2006年8月30日、垂直磁気記録方式を採用した2.5インチハードディスク(HDD)「MHW2 BH」シリーズを発表した。2006年10月より販売を開始する予定。同社が垂直磁気記録方式のHDDを出荷するのは今回が初めてとなる。
「MHW2 BH」シリーズでは記録容量が約80GBのディスクを2枚搭載することで最大容量160GBを実現。記録密度は公表していない。回転速度は5400回転/分。インタフェースはシリアルATAのみに対応する。
垂直磁気記録方式採用の2.5インチHDDはすでに米シーゲイト・テクノロジー、日立グローバルストレージテクノロジーズ、東芝などが発表済み。東芝が最大容量200GBを実現するなど、垂直磁気方式採用のHDDの“容量競争”が激化している。