NTTソフトウェアは8月30日,モバイル・セントレックス・ソリューション「ProgOffice」を9月1日から販売開始すると発表した。
ProgOfficeでは,通話品質を安定させる無線制御技術をNTTソフトウェアが独自に開発した。例えば着信があった際に,特定のアクセス・ポイントを使用中のユーザーが多く通話が困難な場合には,自動的に他のアクセス・ポイントに切り換えて通信経路を確保する。
また,無線アクセス・コントローラが電話端末の電波状況を監視する。通話中にアクセス・ポイントから遠ざかると,無線アクセス・コントローラが端末に別のアクセス・ポイントへの接続を指示することによって,通話の品質を維持する。
内線の最大収容端末数は500,最大同時通話数は50。外線はひかり電話ビジネスタイプ,INSネット64,INSネット1500と接続できる。価格は,最小構成(NTTドコモのN900iL40台,固定IP電話10台)が約650万円,標準構成(N900iL200台,固定IP電話50台)が約1900万円,最大構成(N900iL400台,固定IP電話100台)が約3500万円。価格には初期工事費用,保守費用,ネットワーク機器の費用は含まない。