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マイクロソフトが公開していた「プレ・リリース候補1」版のダウンロードページ。現在は閉鎖されている
マイクロソフトが公開していた「プレ・リリース候補1」版のダウンロードページ。現在は閉鎖されている
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 米マイクロソフトは2006年9月1日(米国時間)、次期OS「Windows Vista」のRC(リリース候補)版が完成したと発表した。同日、「TechBeta」および「TAP(Technology Adoption Program)」と呼ばれる登録プログラムの参加者を対象に公開した。1週間以内に「MSDN」や「TechNet」のメンバーに対しても公開する予定。

 またRC版の公開直前に、「Pre-RC1」と呼ばれるRC版の前段階のバージョンがWebサイト上で一般に公開された。ただし10万人限定での公開だったため、既に当該サイトは閉鎖されている。Pre-RC1版は、マイクロソフトの日本語版のWebサイトからも一時ダウンロードが可能だった。

 RC版には、ベータ版からいくつか変更が加わる見込み。例えば、ユーザー管理権限に関する動作が変わる。Vistaでは、管理者としてログオンしても通常は標準ユーザーの権限しか与えず、システムに大きな影響を与える操作をしようとしたときに明示的に確認を求める。ただ、ベータ版を使用したユーザーの間からは、この機能によって頻繁に確認ダイアログが表示され、煩わしいという声も上がっていた。これを受けて、ベータ2版で管理者権限が必要だった機能のいくつかを、標準ユーザー権限で実行できるようにするとしていた。