PR

 マイクロソフトが9月8日に発売するCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)ソフトの「Dynamics CRM 3.0」。当初は50社の販売パートナーが名を連ねているが、各社ごとに自社の製品戦略を踏まえながら、市場投入のタイミングをうかがっている状態だ。Dynamics CRM 3.0自体は8日に出荷されるので、単にExcelデータで自社製品とデータ連携させるならば、「明日にでも出せる」という。問題はインタフェース部分の開発など、一歩踏み込んだ姿勢である。

 ERP(統合基幹業務システム)の「Dynamics AX」のパートナーになるかどうかは、各社とも検討段階であるという回答だ。「実際のモノがないので、まだ何とも言えない」「メリットやデメリットを判断して対応する」という反応がほとんど。「当社のERPは日本企業向けがメインなので、外資系企業向けのERPとして魅力があるのでは」「オープン系のERPとして、すみ分けできる」といった意見もあった。

 大塚商会の場合、当初はSMILEシリーズとのデータ連携できるようにする。当面、インタフェース部分の開発は、商談に対応できる体制を整えた後で、個別案件ごとに行うという。ニーズ次第でインタフェース部分のパッケージ化も検討していく。

 オービックビジネスコンサルタントは、販売管理ソフト「商奉行」と連携させる計画だが、インタフェース部分の開発は今後、検討していくという。

 営業支援システムの「WonderWeb」を販売するシーイーシーは、WonderWebは主に大企業向け、Dynamics CRM 3.0は中堅企業向けとそれぞれ市場を分けて販売していく方針。さらに年内にはDynamics CRM 3.0の補完機能として、WebサイトとDynamics CRM 3.0を連携させる独自の「Web to lead機能」と呼ぶ機能、報告書作成支援の機能なども追加していく考え。

 日本ビジネスコンピューターは、自社のCRMやデータ連携のソリューションと組み合わせる。このため年内ぐらいにもDynamics CRM 3.0専用の標準テンプレートやプログラムを用意。顧客情報や見積もり、売り上げ予測情報などをデータベース間でやりとりできるようにする。

 なお各社とも、「Dynamics CRM 3.0をかつぐかどうかは現行のパートナー制度とは関係ないので、特に縛りはない」とのことだった。