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 ナレッジ・マネジメント向けソフトウエアを開発・販売するリアルコムは9月12日、コンテンツ管理ソフトの新版「REALCOM HAKONE V1.3」の出荷を開始した。REALCOM HAKONE V1.3は、日本IBMのグループウエア「Lotus Notes/Domino」と連携し、データベースに格納した文書だけでなく作成や更新、閲覧の履歴などを表示できる。

 リアルコムの吉田健一取締役は、「Notesを利用している企業は、小さなデータベースが数多く存在し、データが洪水のようにあふれている。社内にあるNotesのデータベースを横断し、関連する文書をまとめて表示する機能への需要は高い」という。

 新版の強化点は主に二つ。(1)従業員が1万人を超える大企業向けにパフォーマンスを向上したこと、(2)個人が作成した文書だけでなく、発行した文書の組織ごとの閲覧履歴を取得できること、である。

 REALCOM HAKONE V1.3の価格は、500ユーザーで829万5000円から。日本IBMを中心に販売するほか、順次パートナーを増やす予定。「現時点で既に3社と具体的な交渉に入っている」(谷本肇代表取締役)という。また同社は今後、「Notesだけでなく、ほかのグループウエアにも利用できるエンタープライズ向けの情報管理ツールを目指していく」(谷本肇代表取締役)という。