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写真 Network Summit 2006で講演を行う米HP プロカーブ・ネットワーキング・ビジネス グローバル・セールス/マーケティング・マネージャのマーク・トンプソン氏
写真 Network Summit 2006で講演を行う米HP プロカーブ・ネットワーキング・ビジネス グローバル・セールス/マーケティング・マネージャのマーク・トンプソン氏
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 警備員はビルの入り口に置くもの――。東京・品川で開催中の「Network Summit 2006」で壇上に上がった米ヒューレット・パッカード(HP) プロカーブ・ネットワーキング・ビジネス グローバル・セールス/マーケティング・マネージャのマーク・トンプソン氏は,現実世界のセキュリティ対策を例に挙げ,「ネットワークのセキュリティもエッジに置くことが自然だ」と訴えた。Network Summitでの講演が3年連続の3回目となる同氏は,過去2回の講演の中でセキュリティ機能などをエッジ・スイッチに持たせる「インテリジェント・エッジ・ネットワーク」を提唱してきた。今回の講演でも改めて,インテリジェント・エッジ・ネットワークこそが企業ニーズに応えられるインフラであることを強調した。

 例えば,音声通話の用途で関心が高まっている無線LANも,トンプソン氏は「インテリジェント・エッジ・ネットワークであれば透過的に提供できる」と言う。現在,無線LANを導入している企業の多くは,無線LANを有線LANと切り離して構築したり,無線LAN専用の認証システムを用意するなどしてセキュリティを確保している。しかし企業ユーザーは異なるネットワークを二つ構築することになるため,投資コスト,運用コストも2倍の負担を強いられる。

 トンプソン氏が提案する解決策は,「まずは安全な有線LANを構築し,その上にかぶせるように無線LANを構築していくこと」。インテリジェント・エッジ・ネットワークでは,エッジに配置したLANスイッチがネットワークにつながってきた端末のセキュリティを診断できるからだ。万が一,セキュリティ・ポリシーに合わなければ,物理的に切り離してしまえる。同じような仕組みが,無線LANのアクセス・ポイント(AP)経由で接続してきた端末に対しても可能になれば,有線LANのセキュリティ・ポリシーと無線LANのセキュリティ・ポリシーを一元管理することが可能になる。

 これを実現するためHPは5月,無線LANのセキュリティを制御するモジュール「Wireless Edge Service xl」を発売した。同モジュールをエッジのLANスイッチに組み込むことで,従来は個別に導入していた無線LANコントローラなどのアプライアンスの機能を,エッジのLANスイッチに統合できる。こうしたアプライアンスとエッジ・スイッチの統合は,まさにインテリジェント・エッジ・ネットワークの実現を目指す同社の方向性に一致する。さらにトンプソン氏は,あらゆる機能をエッジ・スイッチが担うようになる将来においては,「新たなアプリケーションや脅威に対して,ネットワークが自律的に判断し,動作できるようになる」と語った。