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Steelhead
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 米Riverbed Technorogyの日本法人であるリバーベッドテクノロジーは2006年9月14日,WAN高速化装置「Steelhead」のハイエンド機など新機種6製品の販売を開始した。出荷は2006年10月中旬。価格は,スループットが310Mビット/秒で最大4万TCPコネクションを扱える最上位機「Steelhead 6020」で2380万円(税別),複数のSteelheadに対してアクセス負荷を分散する負荷分散装置「Interceptor 9200」が990万円(税別)など。なお,Steelhead 6020の性能は,従来の最上位機「同5010」の約7倍に相当する。

 Steelheadは,通信回線で遠隔拠点をつなぐWANを構内LAN並みの体感性能で使えるようにする専用ネットワーク機器である。遠隔拠点から本社のデータセンターにアクセスする用途に適する。ファイル共有プロトコルに限らず,TCP通信全般の高速化から,データのキャッシュ,Exchange ServerやSQL Serverなど個々のアプリケーションの特性に応じたラウンド・トリップの抑制などにより,高速化を図る。

 OSの新版では,アプリケーション層でのデータ通信の高速化として,従来のCIFS/SMBに加え,新たにNFSファイル共有プロトコルに特化した高速化を図った。従来版のOSでは,TCPデータ通信の汎用的な高速化にとどまっていた。ベンチマーク試験によると,WAN高速化をしない場合と比べたNFSのデータ転送時間は,旧版のOSで5倍,新版では55倍に向上したという。最低保証帯域や最大帯域を定義可能な帯域制御機能も追加した。

 複数の通信回線を同時に利用するための機能で,TCPコネクション単位で複数のSteelhead間で負荷分散する機能も強化した。従来はファイル共有サーバー側拠点内に限って負荷分散が可能だったが,新版ではファイルにアクセスする遠隔拠点でも負荷分散が可能になった。Steelheadはキャッシュ・データを自前で持つため,パケットに対応する戻りパケットを同一機で処理する必要があるが,3-Wayハンド・シェイク時にSteelhead同士がTCPコネクションを特定するために必要な情報をやり取りすることで,以降は同一TCPコネクションに属するパケットを1台のSteelheadが処理するようになる。