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ひかり電話のトラブルを陳謝するNTT東日本の高部豊彦代表取締役社長(中央)
ひかり電話のトラブルを陳謝するNTT東日本の高部豊彦代表取締役社長(中央)
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 NTT東日本の高部豊彦代表取締役社長は9月25日、先週19日から3日間にわたって発生したIP電話サービス「ひかり電話」の障害について会見を開いて原因を報告。「エリア全域でつながりにくい状態が続いて、大変ご迷惑をおかけした。原因が特定できたのでご報告したい」(高部社長)と陳謝した(写真中央)。

 9月19日と20日はそれぞれ別の原因で利用しづらい状況となった。19日は高負荷となったIP電話サーバーで処理の遅延が生じ、回線が異常に混雑し制御できなくなる輻輳(ふくそう)の状態となった。アナログやISDNなど他の電話サービスに呼を振り分けるためのソフトウエアに不具合があったためという。

 20日は、19日に発生した大量の呼をさばくためデータがIP電話用のサーバー上に残留。性能が低下し、同様に輻輳状態となった。

 19日のトラブルはソフトウエアの改善、20日はIP電話サーバーを再起動することで解消した。「ひかり電話のビジネス向けの各サーバーで、毎秒10以上の通話が発生すると遅延が生じる状況だった。毎秒100通話まで改善させた」(取締役ネットワーク事業推進本部の吉村辰久設備部長)。100通話を想定してシステムを構築したが、「実際の処理能力は10通話の性能だった」(高部社長)という。

 今後の対策として高部社長は「設備の増設工事の前倒しと、故障時の対応を迅速にする」とした。