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 米IBMは現地時間の9月26日に、顧客に対して通信関連の統合サービスをメニュー化して提供すると発表した。従来、ユーザー個別のソリューションだったものを標準化する。これによりサービスの迅速提供と品質の向上、料金の明確化を実現する。

 同社は、インテグレーテッド・コミュニケーションズ・サービス部門を新設し、通信サービスのコンサルティング/設計、導入、運用までのサービスを一貫して提供する。具体的には、(1)IPネットワーク上での音声、映像、データ通信の統合、連携サービス、(2)ネットワークを活用したビジネス戦略の策定、(3)携帯電話や無線LAN、ICタグを利用したソリューション、などを提供する。

 今回の取り組みは、IBMが2007年から始めるインフラ・サービスの世界標準化の一環であり、その第1弾となる。通信関連の統合サービス以外に「セキュリティ」や「事業継続性計画(BCP)」など、10の分野について2006年中に策定を終える。世界中のコンサルティング、開発、運用、研究の設備やスタッフを活用していく。日本IBMでも、通信関連の統合サービス事業について、ワールド・ワイドの取り組みに移行させていく。