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 EDI(電子データ交換)関連のソフトウエア・ベンダーであるニュートラルデータ・アプリケーション(DAL)は,電機・電子部品業界の調達業務を対象とするWeb-EDIシステムの構築支援ソフト「BUYSELWARE」(バイセルウェア)を共同開発した。取引先との間でファイル転送でデータをやり取りするだけでなく,標準規格「EIAJ-EDI」に準拠した伝票形式で取引業務のフローを表示・管理できることが特徴。10月2日に販売を開始し,10月16日から出荷する。

 Web-EDIによる商品調達では,発注側企業が取引用Webサイトを構築して,調達したい商品の注文情報を入力し,受注側企業がWebブラウザで注文情報を確認したり納期情報を入力したりする。BUYSELWAREを使うと,発注側企業は調達業務のフローに合わせて各種画面を作成/カスタマイズしたり,Web-EDIシステムを基幹業務システムと連携させたりできる。見積時や注文時に,受注側での仕様書や図面を表示したり,EIAJ-EDI標準の納品伝票や荷札を印刷したりすることも可能だ。

 また,不正利用防止のため,パスワードの変更や同一アカウントでの複数ログインの拒否といった設定を管理画面上で一括して行えるようにした。全銀手順や全銀TCP/IP手順のほか,企業間電子商取引の新標準規格であるJEITA/ECALGAなどのプロトコルを追加導入し,他のEDIシステムと統合して運用することもできる。

 BUYSELWAREの価格は,中堅企業向けが380万円から(100ユーザー)から,大手企業向けが660万円(200ユーザー)から。なお,「EIAJ-EDI」は,注文情報や納期情報など電子調達でやり取りする各種情報をWebブラウザで表示・管理するための標準規格で,電子情報技術産業協会(JEITA)が規定した。