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 「システム部門がユーザー部門や経営層と意思疎通を図るための“武器”になる」。米ヒューレット・パッカード(HP)の英国法人で、業務状況の健全性を把握するための「OpenView Business Process Insight(OVBPI)」を担当する、クリス・トレーシー プロダクト・マネージャ(写真)は同製品をこう説明する。OVBPIは、システムの稼働状況と実際の業務を関連付けるための製品。同社では、こうした製品をビジネスサービスマネジメント(BSM)と呼ぶ。

 使い方は以下の通り。まず、OVBPIにビジネス・プロセスを記述する。受注に関連するプロセスなら、受注、注文数のチェック、顧客IDのチェック、与信チェックなどの工程を画面上にフローチャートとして書き出していく。

 次に、各工程のうち、人手ではなくシステムで処理する部分に関して、そのシステム構成を階層構造で登録する。例えば、その工程で使用するアプリケーション名、それが動作するアプリケーション・サーバーやハードウエアなど。アプリケーションと同様に、ネットワーク、ストレージ、データベースなども階層構造で示す。

 OpenViewブランドのネットワーク監視ソフトやサーバー監視ソフトと連携させることで、システム障害が発生したときに、どのビジネス・プロセスのどの工程に影響が及ぶかを特定できる。逆に、あるビジネス・プロセスを変更する際に、影響を及ぼすシステムの範囲を特定できる。

 ビジネス・プロセスとシステムを対応付けるという意味では、BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)ツールに似ている。また、システム障害がビジネスに与える影響を把握できるという意味では、BAM(ビジネス・アクティビティ・モニタリング)ツールに近い。しかし、トレーシー氏はOVBPIをそのどちらとも違うと説明する。

 「OVBPIはBPMツールのように、各システムを順に呼び出して実行させることはしない。あくまでビジネスの健全性を測るためのツールだ」という。「その意味ではBAMツールのほうが近いが、BAMツールのように分析機能がない。そのため、コグノス、SASインスティチュート、ハイペリオン、ビジネスオブジェクツといったBI(ビジネス・インテリジェンス)ベンダーの製品と連携できる」(同)。

 今年末までに、新版のOVBPI 2.1を出荷する予定。ビジネスの状況を一覧するための「HP OpenView Dashboard」(国内未出荷)など他のOpenView製品との連携を強化する。