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 ネットワーク・カメラを手掛けるアクシスコミュニケーションズは、VGAサイズで画像を保存できる「AXIS 212PTZ Network Camera」の販売を10月10日に開始する(写真)。パン・チルト・ズームの機能を、ギアやモーターといった駆動の機構ではなく、ソフトウエアによって実現することで価格を抑えた。税込み価格は9万6600円である。

 ネットワーク・カメラは大きく分けると、レンズ部を上下左右に動かし拡大撮影が可能な駆動型と、動かせない固定型の2種類がある。駆動型は駆動機構を組み込んでいる分、価格が高い製品が多い。そこでアクシスは駆動部分に相当する機能をソフトウエアで実装することで、固定型でありながら、パン・チルト・ズーム撮影を可能にした。

 具体的には広角レンズを使い、駆動型カメラの撮影範囲に相当する範囲を、300万画素の解像度で撮影。その画像の一部を、ネットワーク経由で操作するユーザーの要求に応じて拡大してみせることで、パン・チルト・ズームが可能なカメラと同等の撮影を実現する。

 「駆動型のカメラは、レンズの動きから撮影個所がわかってしまうため、店舗内に設置する場合に顧客の印象を悪くすることを懸念するユーザーが多い。固定型で同じ機能を実現すれば、そういったユーザーにも受け入れられる」と、浅野誠一代表取締役社長は見る。パン・チルト・ズームは、実際には映像拡大処理だけであるため、実際にレンズ部を動かす駆動型カメラよりも速く画像を表示できるのも利点だ。

 実際に撮影するのは3Mピクセルの画像だが、ブラウザを使ってアクセスして画像を見るユーザーには、VGAサイズに変換して画像を送る。そのため、ネットワーク帯域幅や、画像を保存するストレージは小さくて済む。Motion JPEG圧縮を使い、表示フレームレートを10フレーム/秒の場合で、通信帯域は2.4Mビット/秒、ストレージ容量は1日あたり4Gバイトが目安である。

 ほかに、撮影画像に変化があった時だけ撮影するモーション検知機能や、センサーを取り付けて音やドアの開閉の検知したときだけ撮影する機能も備える。Power over Ethernetにも対応する。