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 アルファテック・ソリューションズ(ATS)は10月2日、システム運用の代行サービスを手がける京装オペレイションセンターとの業務提携を発表した。同日付けで、ATSがユーザー企業から請け負っているシステム運用業務のすべてを、京装オペレイションセンターにアウトソーシングする。今後は新たなニーズに対応した運用基盤の設計に注力していく。【当初の記事では「運用業務事業からは撤退」としていましたが、運用業務事業は継続します。お詫びして訂正します】

 これまでATSは、同社のサービス拠点である「戸田テクニカルセンタ」を通じて提供していたヘルプデスク、コールセンター、リモートセンターなどの運用業務を提供してきた。今回の業務提携によって、戸田テクニカルセンタで勤務していた20数名の社員を京装オペレーションセンターに出向させる。これによって、戸田テクニカルセンタの業務は、京装オペレイションセンターが主導して監督、管理していく体制とした。

 京装オペレーションセンターは、自社が蓄積してきたノウハウを活かして戸田テクニカルセンタの業務内容と既存運用サービスの見直しに着手する。既存運用サービスでは、コンプライアンスの実践などを背景に、窓口対応時間の延長、事故、障害発生時の解決時間の短縮、組織変更や異動時のシステム変更負荷の軽減などが求められている。京装オペレーションセンターは既存の業務を効率化することで、顧客からの問い合わせなどに迅速に対応できる体制を整える。

 さらに、新たなニーズに対応した運用基盤の企画/設計を、戸田テクニカルセンタの人員を活用して両社共同で手がけていく。日本版SOX法(金融商品取引法の一部)の施行が迫っている中、内部統制の整備に対応した運用基盤のニーズが高まっている。例えば、ユーザー認証とアクセス履歴などを統合管理するシステムなどがある。