携帯電話機向けのコンテンツ配信を手がける「ビットウェイ」(本社:東京都台東区,社長:小林泰氏)は2006年10月2日,動画配信サービスに参入すると発表した。第一弾として同日に,NTTドコモの第3世代移動通信サービス「FOMA」対応の携帯電話機を対象に,テレビドラマやアニメーションなどの動画コンテンツを配信する「Handyフル動画」を開始した。
Handyフル動画は,専用の再生アプリケーションを使って,30~60分前後の長時間の動画をストリーム再生できることが特徴である。韓国ドラマ「新入社員 Super Rookie」や,独立UHF局などで放送中のアニメーション「ぽかぽか森のラスカル」など長尺の番組をノーカットで配信する。当初,ポニーキャニオンやビクターエンターテインメントなど19社のコンテンツプロバイダが参加し,91タイトルの映像作品を提供する。
視聴料は作品ごとのペイパービュー(PPV)方式で,1作品につき40~100円前後となる。ニュース番組など一部無料のコンテンツも提供する。またパケット通信料が別途かかるため,利用者は定額制パケット通信メニューの加入が前提となる。対応する携帯電話機はFOMAの「901iシリーズ」および「701iシリーズ」以降となる。