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 CRMなどの業務アプリケーションをSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供する米セールスフォース・ドットコムのジム・スティール社長は10月3日、都内で記者会見し、米国以外では初のデータセンターを日本に開設する考えを明らかにした。自社のアプリケーションだけでなく他社のソフトウエア製品も顧客向けに提供、SaaSのプラットフォーム・ビジネスを拡大する。

 データセンター開設の時期、パートナーなどの詳細については明言しなかったが、現在、NEC、富士通、日立製作所などデータセンター運営を手掛ける大手ベンダーと交渉しているという。米セールスフォース・ドットコムは可用性の維持、頻繁に実施しているバージョンアップの作業効率などを重視し、これまではデータセンターを米国内に固めていた。現在は本拠を置くサンフランシスコ、東海岸など3カ所に分散して運営している。

 日本にデータセンターを新設するのは、「成長してきた日本のマーケット向けにローカライズしたサービスを提供する」(スティール社長)のが狙い。「日本にデータセンターがあることで、安心感を提供できる」(同社長)という背景もある。官公庁や金融機関などの一部には、データセンターが国内にないことに難色を示す傾向が残っているからだという。日本に設置するデータセンターは中国を含め、アジア全域の顧客へのサービス提供を担う予定だ。