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 XMLベースのシステム統合ソリューションを手がけるインフォテリア(東京都品川区,平野洋一郎)は2007年1月中旬に,同社の旗艦製品であるEAI(Enterprise Application Integration)ソフト「ASTERIA3」の後継製品群を出荷開始する。

 従来製品との最大の違いは,ユーザー層に応じて3種類の製品をそろえたこと。標準版の「ASTERIA WARP」のほかに,最大で1時間あたり9万件の処理が可能な上位製品「ASTERIA ARMS」と,機能を限定した下位製品「ASTERIA WARP Lite」を同時に出荷する。こうして“松竹梅”の製品をそろえることで,より広い範囲のユーザー企業に対し,最適な提案ができるようにする。

 機能面での最大の強化点は,SOA(サービス指向アーキテクチャ)の要になるESB(エンタープライズ・サービス・バス)機能の刷新である。同社はデータ処理に必要な一連の流れを「パイプライン」と呼び,これを「センサー(データの検知)」「フィルター(データの選別)」「ジョイント(適切な処理の実行)」と呼ぶ三つのプロセスに分解して実装している。パイプラインの実行を受け持つ「Pipeline Transaction Processor」が,メッセージ連携技術によって,これら三つのプロセス間でのデータの受け渡しを行う。

 どのようなデータに対して,どのような処理を実行するかを定義するWebベースのツール「Pipeline Coordinator」も提供する。例えば,「Apacheのアクセス・ログを定期的に読み込む」「メールに添付されたCSV形式ファイルを取り込む」といった処理を定義できる。実行状況の監視機能も備える。

 ASTERIAの導入企業数は2006年9月末で約300社。今回投入する“松竹梅”の製品ラインと,同社がESP(エンタープライズ・サービス・パイプライン)と名付けた新しいESB機能により,販売に弾みを付けたい考えだ。