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写真右が100内線以下向けのIPstage MX、写真左が30回線以下向けのIPstage SX
写真右が100内線以下向けのIPstage MX、写真左が30回線以下向けのIPstage SX
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 沖電気工業は10月12日、100人以下のオフィスを対象にIP電話機能搭載の新たなビジネスフォン2機種を販売開始した。「IP化のニーズは企業規模を問わずに今後顕在化する。大規模向けで培った沖電気の技術を小規模向けのビジネスフォンでも利用できるようにすることで、小規模企業のIP電話の需要に対応する」(篠塚勝正社長)のが新製品の狙いだ。

 新機種は、「IPstage MX」と「IPstage SX」。両製品とも、NTT東西のIP電話サービス「ひかり電話」に対応して、従来の0AB~Jの電話番号をそのまま利用できる。さらに、NTTドコモの「N900iL」やKDDIの「E02SA」などの無線LAN搭載の携帯電話にも対応、社内では無線LANを使った内線電話端末として、屋外では公衆網を使った携帯電話端末として使える。両製品で利用できる端末は40機種と、従来モデルの27機種から大幅に増やした。このほか、パソコン上で動作するソフトフォンにも対応する。

 IPstage MXは内線100回線以下、IPstage SXは30回線以下のオフィス向けのモデル。IPstage MXの価格は270万円から、IPstage SXは71万円から。同社は12月1日に国内で出荷を開始する。

 同社は今後「海外展開も積極的に進めて行く」(篠塚社長)方針で、今年12月20日には中国を手始めにアジア市場への出荷を開始する。来年3月にオセアニアで出荷を開始、07年度以降にヨーロッパで出荷開始する予定である。両製品合わせて、販売開始後3年間で10万台の出荷を目指す。