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東京電力の勝俣恒久社長(写真左)と、KDDIの小野寺正社長兼会長(写真右)
東京電力の勝俣恒久社長(写真左)と、KDDIの小野寺正社長兼会長(写真右)
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 KDDIと東京電力は2006年10月12日、東京電力の光ネットワーク・カンパニーの事業をKDDIに統合することで合意したことを発表した。光ネットワーク・カンパニーは、東京電力のFTTHサービス「TEPCOひかり」を提供している事業部である。

 2007年1月1日に、東京電力が光ネットワーク・カンパニーの事業を分割し、KDDIが引き継ぐ。この分割吸収に伴い、KDDIは東京電力に対して普通株式14万4569株を割り当てる。さらに、同時期をめどに光ファイバーの建設と保守を受託する合弁会社を設立する。今回の事業統合により、NTTグループに対抗する強固な通信事業グループの実現を目指す。

 KDDIが今回の事業統合に至った背景には、これまでNTTの光ファイバーケーブルを利用して光通信サービスを提供していたことが挙げられる。今回の事業統合により、NTTへケーブルの賃料を支払う必要がなくなる。また、自社の判断で新たな光ファイバーの建設や区画ごとの割り当てなどを決めることが可能となる。

 KDDIの小野寺正社長兼会長は「今後はケーブルテレビとの連携拡大や、auの携帯電話との連携サービスの提供によって、NTTとの差異化を打ち出す」と述べ、料金よりもサービス面で利用者の利便性を高めることを強調した。なお、既存の「TEPCOひかり」については、「KDDIが責任を持ち、利用者に迷惑をかけることなくサービスを継続していく」(小野寺氏)という。