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米モジラのジョン・リリー最高執行責任者(右から2番目)
米モジラのジョン・リリー最高執行責任者(右から2番目)
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 有限責任中間法人Mozilla Japanは10月17日、Webブラウザの新版「Firefox 2」を“お披露目”した。Firefoxは、米モジラ財団(Mozilla Foundation)が中心となって開発し、無償提供するオープンソース・ソフトウエア。2004年11月にFirefox 1.0をリリースし、「現在は世界中に7000万人以上のユーザーがいる」(米モジラのジョン・リリー最高執行責任者、写真右から2番目)。

 今回のメジャー・バージョンアップで強化したのは、(1)タブの操作やWebサイトの更新情報読み取り機能、(2)フィッシング・サイトや詐欺サイトに対する警告機能、(3)カスタマイズ機能――の3点。

 (1)のタブの操作では、三つの機能を追加した。一つは、タブごとに閉じるボタンを追加。二つめは、複数のタブを開いたとき、一つひとつのタブのサイズを小さくせずに、横にスクロールできるようにしたスクロール機能。三つ目は、開いているタブを一覧表示させるボタンの追加だ。

 サイトの更新情報などを配信しているWebフィードをFirefoxで読み込む際に、2クリックで他のRSSリーダーを使って読める機能も追加した。デフォルトで選択可能なRSSリーダーは6種類あり、ユーザーが自由に追加できる。また、Web検索にグーグルとヤフーを使ったときに限るが、キーワードの候補を表示する機能も追加している。

 (2)は、フィッシング・サイトや詐欺サイトにアクセスしたときに警告を発するもの。デフォルトでは、グーグルが提供する警告機能を利用する。ユーザーがカスタマイズして、他社が販売するフィッシング対策ソフトの警告機能も利用できる。

 (3)は、Firefoxに拡張機能を追加したり、機能を削除したりする管理画面と、ブラウザのユーザー・インタフェースを変更する管理画面を統一した。検索エンジンを表示する順番やエンジンを追加する画面も新しくした。

 Firefox 2の「正式なリリースは未定」(リリーCOO)だが、「本日リリースしたFirefox 2 RC(Release Candidate:製品候補版)3が、最後のテスト・バージョンになるだろう。早ければ来週中にも正式リリースできる」という。

 Firefoxは自動アップデート機能を搭載するが、メジャーバージョン・アップには適用されない。ユーザー自身がダウンロードして導入する必要がある。