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指紋センサーで認証をするとBIOSやハードディスク暗号化の認証、Windowsのログオンまで自動的に実行できる
指紋センサーで認証をするとBIOSやハードディスク暗号化の認証、Windowsのログオンまで自動的に実行できる
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携帯端末の認証と暗号化をする「SafeGuard PDA」
携帯端末の認証と暗号化をする「SafeGuard PDA」
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ウティマコ日本法人のヤーン・ボスフェルト代表取締役(中央)、レノボ・ジャパンの関野永雅プロダクトマネージャー(右)、独ウティマコのマルート・ポールマン副社長(左)
ウティマコ日本法人のヤーン・ボスフェルト代表取締役(中央)、レノボ・ジャパンの関野永雅プロダクトマネージャー(右)、独ウティマコのマルート・ポールマン副社長(左)
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 セキュリティソフト開発の独ウティマコ セーフウェアは2006年10月18日、指紋センサーによる認証に対応したハードディスクの暗号化ソフト「SafeGuard Easy 4.30」を発表した。国内ではレノボ・ジャパンが同ソフトを販売する提携を結び、ThinkPad向けのソリューションとして提供する。

 ウティマコ日本法人のヤーン・ボスフェルト代表取締役、レノボ・ジャパン ソフトウェア、サービス&オプションズ・ビジネス 製品事業部の関野永雅プロダクトマネージャーに製品の狙いを聞いた。

■ウティマコはどんな製品を開発しているか

ヤーン氏:ウティマコは1983年に設立し、1999年にドイツで上場したセキュリティソフトの開発会社。製品は主に2種類。パソコンなどの端末で使う「パーソナル・デバイス・セキュリティ」製品と電子商取引などの管理で使う「トランザクション・セキュリティ」製品だ。欧州や香港に拠点を設け、日本では2005年8月に子会社を設立した。欧州を中心に金融や公共機関への導入実績が持ち、300万本以上のライセンスを販売してきた。

 今回発表した「SafeGuard Easy 4.30」はパーソナル・デバイス・セキュリティ製品にあたる。指紋認証に対応し、ハードディスク全体を暗号化する。このほかにも、仮想的な暗号化ディスクを作る「SafeGuard Private Disk」、携帯端末の認証と暗号化をする「SafeGuard PDA」などの製品がある。

■レノボが「SafeGuard Easy 4.30」を取り入れた理由は

関野氏:従来から、レノボはThinkPadにセキュリティ統合ソフトを添付している。ウティマコの「SafeGuard Private Disk」は、そのセキュリティ統合ソフトの一部として2005年から提供している。

 今回、有償で「SafeGuard Easy 4.30」を販売することとなったのは、使いやすさを損なわず、ディスク全体の暗号化を実現したいという要望があったため。ThinkPadの指紋認証機能を「SafeGuard Easy 4.30」に対応させたことで、1回の指紋認証で、Windowsの起動までできるようにした。具体的には、パソコン起動時に指紋センサーで1回認証作業をするだけで、BIOSとハードディスクのパスワード認証、ハードディスク暗号化のID・パスワード入力、Windowsのログオンを実行できる。

 セキュリティーは大切だが、使いやすさを損なうべきではない。使いづらければ、付せん紙でパスワードを貼り付けておくなど、セキュリティーホールをユーザーが作ってしまう可能性もある。

 運用面でも、さまざまな要望に答えられる仕様となっている。管理者用、ヘルプデスク用、一般ユーザー用とそれぞれインストールプログラムを作成できて、導入作業を省力化できる。トラブルへの対応もしやすい。指紋以外にパスワードでも認証できるが、パスワードを忘れた場合に「F9」キーを押すと、専用の暗号コードが表示される。その暗号コードを電話でヘルプデスクの担当者に伝えると、期限付きでパソコンを利用できるコードを発行できるようになっている。

■国内での販売目標は

ヤーン氏:具体的な数値は公表できないが、「SafeGuard Easy 4.30」の販売では最重要のパートナーであるレノボ・ジャパンに期待している。その他の製品では「SafeGuard PDA」が伸びる可能性がある。シャープの「W-ZERO3」やNTTドコモの「hTc Z」といったWindows Mobile端末が対象だ。こうした小型の携帯端末は紛失する可能性が高く、個人情報が含まれている場合も多い。需要は大きいはずだ。これら製品の販売台数のうち、5%程度の販売数を目標とする。