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写真1 シスコの黒澤保樹代表取締役社長
写真1 シスコの黒澤保樹代表取締役社長
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写真2 12席用の「Cisco TelePresence 3000」。大企業の拠点間での使用を想定する
写真2 12席用の「Cisco TelePresence 3000」。大企業の拠点間での使用を想定する
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 シスコシステムズは10月25日,企業向けのコミュニケーション・システム「ユニファイド・コミュニケーション」(関連記事)の製品の一つとして,新たに「Cisco TelePresence」を発表,12月から販売を開始する予定である。

 Cisco TelePresenceは,テレビ会議システムをシスコのIPプラットフォーム上で実現するものだが,「従来のテレビ会議システムとは別次元のもの。単純に対話できるのではなく,同じ空間を共有するソリューション」(ビジネス開発担当の篠浦文彦執行役員)との位置づけ。映像や音の臨場感,簡易な操作性などによって,従来のテレビ会議システムとは「一線を画した」コミュニケーションやコラボレーションを実現するとしている。

 シスコの黒澤保樹代表取締役社長(写真1)は,同社自身がCisco TelePresenceの導入によって出張に伴う航空運賃などのコストを削減が見込めることを公表。「(全世界で)シスコ自身が約1億ドル,100億円近くセーブしようとしている」とし,TelePresenceが対面の会議に代わりうるものであることを強調した。

 Cisco TelePresenceは,65型プラズマ・ディスプレイ,マイク,スピーカー,H.264準拠のコーデック装置,同社製IP電話機,照明システムや専用テーブル,「Cisco TelePresence Manager」などで構成。同社の呼制御サーバー「Call Manager」も必要となる。WANを介して利用する際のネットワークの推奨帯域は,1ビデオ・ストリーム当たり3Mから4Mビット/秒。ビデオ品質はハイビジョン(HDTV)品質の2倍に当たる1080p(1920×1080ピクセルのインターレース・スキャン)。また同システムは現在は2地点間の会議用だが,3地点以上の会議には2007年春に対応を予定している。

 システムは,大企業の拠点間での使用を想定する12席用の「Cisco TelePresence 3000」(写真2)と,役員の個室などでの使用を想定する4席用の「同 1000」の2モデルを用意する。価格は導入企業の設備や環境によって異なるが,Cisco TelePresence 3000の参考予定価格は4048万5000円,同1000は1069万7000円。設置には映像や音声の調整作業なども発生するため,これらのノウハウを持つと認定された「Cisco TelePresence Advanced Technology Provider」(ATP)が販売する。日本のATPは今のところ1社で,11月に公表する。

 なお同社は,無線LAN機能を備えた携帯電話と同社のIP電話システムの連携についても公表。「通信事業者と連動して対応していく」(篠浦執行役員)としたが,どの通信事業者と提携するかは別途発表するとした。