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写真●「オークション出納帳」の画面例(開発中のもの)
写真●「オークション出納帳」の画面例(開発中のもの)
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 ヤフーは10月25日、ジャパンネット銀行(JNB)に口座を持つオークションの利用者に向けた、新しい決済サービスを開始した。ヤフーの個人ID「Yahoo! JAPAN ID」とJNBの口座番号をリンクさせ、出品者が落札者に本来の口座番号を知らせなくても代金を振り込んでもらえるようにした。

 具体的には、オークションで商品が落札されるたびに、JNBが出品者に「ワンタイム口座」と呼ぶ一時的な口座番号を発行。JNBはヤフーから落札通知を受けて出品者のワンタイム口座を作成し、その情報をヤフーに返す。出品者がオークション画面上で落札代金の「請求」操作をすると、出品者のワンタイム口座番号が落札者に伝わる。ワンタイム口座に代金が振り込まれると、JNBは出品者がJNBに保有する本来の口座にリアルタイムで移し、ワンタイム口座を閉鎖する。

 ワンタイム口座は取引1回限りの“使い捨て”口座だが、閉鎖されるまではJNB以外の銀行のインターネットバンキング・システムやATM(現金自動預け払い機)からの振り込みが可能。JNBに口座を持つ落札者が出品者のワンタイム口座に代金を支払う際のサービス利用料は、JNB内の振り込み手数料(インターネット・携帯電話を利用した場合)と同額の52円である。

 ヤフーはワンタイム口座の提供に合わせて、複数の商品を出品/落札する利用者が、商品単位で一括して確認できるようにする「オークション出納帳」のサービスも開始。さらに、JNBに口座がある落札者がオークション画面上でワンタイム口座への支払い手続きを完結できるようにする。

 ヤフーは昨年1月、あおぞら信託銀行との提携による銀行サービスの開始を発表した。だが、日本ユニシス製勘定系システムの導入が難航。今年2月にあおぞら信託との提携を解消した。翌3月にJNBへの出資を発表。両社のシステムを連携させるなどして準備を進め、新サービスの実現にこぎつけた。