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 シマンテックは11月2日,Windowsサーバー用バックアップ/リカバリ・ソフトの新版「Symantec Backup Exec 11d」を発表した。

 新版では,Exchange Serverで扱うデータをバックアップする際,いったん全部のデータをバックアップした後,データの追加や変更が起きるたびにトランザクション・ログを取る機能を利用できるようにした。この機能を利用すると,「データの追加や変更が起きるたびにバックアップされるようになるので,運用担当者はバックアップをする時間を定期的に設ける必要がなくなる」と,シマンテックの中野貴之氏(システムエンジニアリング本部 アドバンスドソリューションセンター 第2グループ シニアシステムエンジニア)は説明する。

 リストアを効率化する機能も追加した。バックアップされたファイルを,バックアップ元と同じファイル形式で管理できるようにした。例えば,Exchange Serverのデータベース・ファイルであるedb形式のファイルは,バックアップ先でもedbファイルとして管理される。これにより「運用管理者はバックアップ先のデータベースの中身を,バックアップ元と同じように扱えるようになる。Exchange Serverのバックアップ・データから特定のメールやメールボックスをリストアしたいとき,瞬時にリストアできる」(中野氏)。

 これまでは,バックアップされたデータはbkf形式で管理されていた。bkf形式とは,Windowsの標準バックアップ・ツール「NTBackup」でバックアップされたファイルの形式である。このため,リストアするときには,bkfファイルをWindowsのソフトウエアで読める形に戻すなどの手間がかかっていた。ただし新版でも,bkfファイルでの管理は可能である。

 このほかバックアップするときに,データを暗号化するセキュリティ機能も新たに追加した。また,64ビット版Windowsでも稼働できるようにした。価格は9万3500円(中堅中小企業向け製品の一つであるSymantec Backup Exec 11d for Windows Small Business Servers Standardのみの場合)から。11月6日から受注を開始して,受注開始後数週間してから出荷を開始する。