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 米Microsoftは11月6日(米国時間),Windows Vista世代のアプリケーション実行環境である「.NET Framework 3.0」が製造段階(RTM)に入ったと発表した。.NET Framework 3.0はWindows Vistaに初期搭載されるほか,Windows XPとWindows Server 2003でも利用できる。このほか,Visual Studio 2005でOffice 2007用アプリケーションを開発する「Visual Studio 2005 Tools for Office for the 2007 Microsoft Office system」などもRTMに入った。

 .NET Framework 3.0は,現行の.NET Framework 2.0に「Windows Presentation Foundation(WPF)」(開発コード名:Avalon)と「Windows Communication Foundation(WCF)」(開発コード名:Indigo)などを追加したものである。Microsoftは,Visual Studio 2005で.NET Framework 3.0用アプリケーションを開発するための拡張プログラム「Visual Studio 2005 extensions for the .NET Framework 3.0」もリリースした。

 ただし,Visual Studio 2005 extensions for the .NET Framework 3.0は,現時点で「CTP(Community Technology Preview)」という,いわゆる評価版の位置付けである。.NET Framework 3.0用の製品版の開発環境(IDE)は,2007~2008年ごろにリリースされるもようの次期バージョン「Orcas」(開発コード名)であり,Visual Studio 2005用の正式な拡張プログラムは提供されない。「Visual Studio 2005 extensions for the .NET Framework 3.0は,Orcas用に開発している機能の一部を,Visual Studio 2005用に先出ししたもの」(マイクロソフト)だという。

 Office 2007用アプリケーションを開発する「Visual Studio 2005 Tools for Office for the 2007 Microsoft Office system」は,正式版をリリースした。このほか,Visual Studio 2005で,Microsoft版Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)アプリケーション「ASP.NET AJAX」を開発できるようになる追加プログラム「ASP.NET AJAX Extensions」のベータ2版や,携帯デバイス用のデータベース「SQL Server 2005 Compact Edition」の製品候補版(RC)もリリースしている。

 なおMicrosoftでは,開発者向けの有償情報サービス「MSDN Premium」の購読者であれば,Windows VistaとOffice 2007がRTMと同時に入手できるようになるとも発表している。