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写真1 NTT東日本の古賀哲夫副社長
写真1 NTT東日本の古賀哲夫副社長
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写真2 NTT東日本は毎年50万回線ずつ目標を増やし,2010年度に1500万回線達成をもくろむ
写真2 NTT東日本は毎年50万回線ずつ目標を増やし,2010年度に1500万回線達成をもくろむ
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 茨城県つくば市では11月9日と10日の2日間,NTTグループの次世代アクセス回線技術の展示会「つくばフォーラム2006」が開催されている。今年のテーマは「FTTHの飛躍的拡大に向けて」。2004年11月の中期経営戦略で打ち出した「2010年度に光アクセス3000万」の達成に向け,まい進している姿勢が全面に現われた。

 基調講演ではNTT東日本のコンシューマ事業推進本部長の古賀哲夫・代表取締役副社長が登壇し,光3000万達成に向けた取り組みを説明した。東西NTTのBフレッツは現在,毎月20万以上のペースで加入者を伸ばしている。「来年は毎月30万以上のペースで伸びると見ており,これはADSLの最盛期とほぼ同じ。ADSLは毎月30万増の状態が半年程度で終わったが,Bフレッツはあと数年は伸び続けるだろう」と展望を述べた。2010年度の光3000万達成については,「『どうやって実現するんだ』とよく質問されるが,(NTT東日本は)2005年度の純増数である約100万回線に毎年50万回線ずつ上乗せしていけば,(NTT東日本の分で)2010年に1500万回線に到達する。かなり現実度が高いと見ている」と自信を見せた。

 Bフレッツ躍進の原動力となっているのは,IP電話サービスの「ひかり電話」。中でも個人向けと,中堅・中小企業向けの「オフィスタイプ」が伸びているという。今後は音声サービスに加え,映像サービスも強化していく。映像サービスは,既存の「4th MEDIA」「OCNシアター」「オンデマンドTV」といったVOD(video on demand)サービスのほか,スカイパーフェクト・コミュニケーションズ子会社のオプティキャストと共同で展開する多チャンネル放送サービス「スカパー!光」の拡販を強化し,インターネット接続,音声,映像をセットで提供するトリプルプレイ・サービスを本格的に展開していく構えだ。IPマルチキャストを利用した映像配信も視野に入れる。

 今後の課題としては,急増するトラフィックへの対処を挙げた。Bフレッツの加入ペース以上にトラフィックが急増しており,それに合わせてネットワーク設備を拡張する必要がある。「固定電話はユーザーの利用が増えればそれだけ収入が増えるが,ブロードバンドはトラフィックが増えても収入が増えるわけではない。NGN(next generation network)も含め,定額制の中で今後どのようにネットワークを維持していくかが大きな課題となるだろう」とした。