日本ヒューレット・パッカード(以下,日本HP)は2006年11月14日,オープンソースのリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)「MySQL」の商用版を同月27日から販売すると発表した。同社が2006年4月11日に発表したオープンソース導入を支援するプログラム「HP OSIP(HP Open Source Integrated Portfolio)」の一環である。
販売するのは,「MySQL Database for ProLiant」と「MySQL Database for HP-UX」の2製品。どちらも保守サービスを含めたパッケージで,価格はサーバー1台(搭載CPUの数に制限なし)当たりで63万円/年である。
ちなみに,保守サービスを含まない「MySQL」の商用版を別の代理店から購入する場合は,数万円からとなる(「商用のMySQL Enterpriseは年額7万4970円から」を参照)。日本HPは,サーバーのハードウエアなどとMySQLのサポート窓口を一本化することで,ユーザー企業が安心してMySQLを採用できる体制を整備できるとしている。