ケイ・オプティコムは2006年11月15日、同社が展開するブロードバンド接続サービス利用者を対象に、セットトップボックスを接続したテレビで映像コンテンツを視聴するVODサービス「EntaMirel(エンタ ミレル)」を開始した。VODサービス自体はエンタウェイブが運用する。
映像コンテンツは約5000本。チャンネル放送3番組などのコンテンツが視聴できる「スタンダードプラン」(500円)に加えて、視聴できる映像コンテンツの数によって別途3つのコースを用意。映像コンテンツを月々3本まで視聴できる「ミレル3コース」(1480円)、5本まで視聴できる「ミレル5コース」(1980円)、10本まで視聴できる「ミレル10コース」(2980円)がある。この3コースは、いずれもスタンダードプランのコンテンツも視聴可能。このほか、単品(52円~525円)での追加視聴も可能だ。
映像コンテンツは高画質、標準画質の2種類を用意。それぞれのビットレートは明らかにしていない。「光ファイバー利用者には高画質、ADSL利用者には標準画質を薦める」(エンタウェイブ)という。セットトップボックスなどのレンタル料金などは不要となっている。
このサービスを運営するエンタウェイブは、2006年7月にゲオ・ビービーが社名変更したもの。九州電力系の九州通信ネットワークが運営するブロードバンド接続サービス「BBIQ」、中国電力系のエネルギア・コミュニケーションズが運営するブロードバンド接続サービス「MEGA EGG」の利用者向けに同サービスを提供している。今後も電力系通信事業者を対象に連携を強めていくとしている。