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SNS「YUCASEE」のトップ画面
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 会員を資産1億円以上の富裕層にしぼったSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)である「YUCASEE」(ゆかし)が今月15日にスタートした。「ゆかし」とは、「見たい、知りたい、会いに行きたい」という意味の古語だという。運営会社は富裕層向けマーケティングを展開するアブラハム・グループ・ホールディングス(東京・千代田)。

ミクシィやグリーなどの先行するSNSとの違いは、様々な企業とコンソーシアムという形で協力体制を築いている点だ。従来のSNSでは、企業は広告出稿という形で利用者に商品やサービスをアピールすることが多い。

 YUCASEEではコンソーシアムに参画する企業が、それぞれの顧客に順次、招待状をメールで送信していく。日興コーディアルやJTBなど13社で、合計40万人を目標としている。利用者が知人を招待する場合は、アブラハムが審査する。審査基準は未公開だ。

 参画企業のかかわりは、サイト内のコンテンツにも及ぶ。従来のSNSでは、会員がそれぞれの趣味などに関するコミュニティーを立ち上げる。YUCASEEでは、参画企業もコミュニティーを立ち上げることができ、そこで富裕層だけに向けた独自の商品やサービスを販売できる。コミュニティーを通じて販売があった場合、アブラハムが手数料を受け取る仕組みだ。

 利用者にとっては、一般では流通しない商品やサービス、情報に接することが利点ともいえる。今のところ宇宙旅行やプライベートバンク、資産運用、高級外車などの商品やサービスの販売が予定されている。参画企業は、1業種につき1社に限定する。

 アブラハム・グループ・ホールディングスの高岡壮一郎社長は「富裕層は、自分たちの同じような暮らし方をする人からの口コミ情報で商品やサービスを購入する」と指摘。アブラハムでは東大OBネット、京大OBネットといった旧帝国大学の卒業生を対象にしたSNSも運用している。こちらからYUCASEEへ会員を誘導することも検討しているという。