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左から、マイクロソフト インターナショナル担当プレジデントを務めるジャンフィリップ・クルトワ氏、ヒューストン日本法人社長、加治佐最高技術責任者、鈴木執行役
左から、マイクロソフト インターナショナル担当プレジデントを務めるジャンフィリップ・クルトワ氏、ヒューストン日本法人社長、加治佐最高技術責任者、鈴木執行役
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MICの概要。さまざまな機関と連携し合ってプロジェクトを進めていくという
MICの概要。さまざまな機関と連携し合ってプロジェクトを進めていくという
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 マイクロソフトは2006年11月20日、IT企業や教育/研究機関の技術開発や検証作業などを支援する「マイクロソフトイノベーションセンター(MIC)」を設立したと発表した。同社の技術者や、検証用のサーバー群、ネットワーク環境などのリソースを提供し、日本のIT産業を発展させることを目的としている。

 MICでは、テーマごとに複数のプログラムを展開する。その1つが、データマイニングや高性能コンピュータ、ロボティクスなどの先端技術開発を支援する「テクノロジーイノベーションプログラム」。アイデアを募集し、採用されたものについては研究開発からビジネス展開までを支援する。2007年6月までに、2~3個のテーマでプロジェクトを立ち上げる予定だという。

 これ以外には、マイクロソフトのプラットフォーム製品を利用してアプリケーションを開発する企業に対する技術支援や、人材育成支援などのプログラムを用意している。また、「プロジェクトを実体験してスキルを高めてもらうための、インターンシッププログラムなども検討中」(加治佐俊一最高技術責任者)。

 支援の対象となるのは、ソフトウエア/ハードウエアの開発会社やシステムインテグレーター、大学などの教育機関、起業家など。マイクロソフトのプラットフォーム製品を利用した技術や製品の開発プロジェクトをメインのターゲットに据えているが、必ずしもそれにこだわらず支援していくという。必要な費用を参加企業とマイクロソフトがどのように分担するかについては、プロジェクトによって異なるというが「MICを通じて利益を上げることはしない。基本的には、IT産業の発展に対する貢献活動と考えている」(執行役の鈴木協一郎デベロッパー & プラットフォーム統括本部長)という。マイクロソフトとしては「MICを通じて生まれた製品が広まれば、マイクロソフトのプラットフォーム製品の売り上げも上がる」(ダレン・ヒューストン社長)との考えもある。

 MICの軸となるのは、日本における製品開発の拠点である調布技術センター。在籍している380人ほどの技術者が、プロジェクトに加わって支援する。同技術センターにある100台超のサーバー、300台超のクライアントパソコン、300TBのストレージやネットワーク環境なども開放し、検証などで利用できるようにする。世界各国のマイクロソフトリサーチなどと連携した技術支援も行う。まず最初の成果は、2007年夏に開催されるイベント「Innovation Day!」で発表される予定だ。