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 NECと富士通は11月21日,NTTドコモが提唱する第3世代携帯電話(3G)の拡張規格「Super 3G」の開発メーカーにそれぞれ選定されたと発表した。NECは端末開発ベンダーとして,富士通は基地局開発ベンダーとしての役割を担う。なおNECは,Super 3G向け端末プラットフォームの開発も進めるが,その際にはパナソニックモバイルコミュニケーションズと富士通と共同で協力体制を築くという。

 W-CDMA(3G)の拡張技術であるHSDPA(high-speed downlink packet access)やHSUPA(high-speed uplink packet access)は3.5Gとも呼ばれるが,これをさらに発展させた技術がSuper 3Gである。遅延時間の圧縮や通信速度の向上などを実現し,下り最大100Mビット/秒以上,上り最大50Mビット/秒以上のデータ通信速度を目指す。3Gの標準化団体「3GPP」では「LTE(long term evolution)」という名称で標準化が進められている。LTEは,第4世代携帯電話システム(4G)の一歩手前のシステムとしての意味から3.9Gとも呼ばれる。

 2006年6月に3GPPでLTEの基本検討がほぼ終了したことを受けて,NTTドコモは2006年7月にSuper 3Gのメーカー募集手続きを開始していた。NTTドコモでは,今後は3GPPでの仕様作成と平行して,Super 3G実用化に向けた開発を進め,2009年に技術開発を終える目標という。