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 富士通は11月29日、Webサイトのアクセシビリティの診断・修整ツール「WebInspector Pro 1.0」を12月1日に発売開始すると発表した。

 WebInspectorは、Webページの中でアクセシビリティで問題のある部分を調べてリストアップするツール。2003年に社内利用向けに開発し、2004年から同社のWebサイトを通じて無償で提供している。今年5月には最新版のWebInspector 5.0を公開した

 WebInspectorを使うと、経済産業省が2004年6月に制定したWebのアクセシビリティ指針である「JIS X 8341-3」に盛り込まれた要件に準拠しているかどうかなどをチェックできる。例えば、Webページ内の画像にalt属性(テキストの代替情報)が付いていない部分をリストアップする。ただし、従来はWebページのアクセシビリティをチェックする機能しか持たなかった。

 今回発表したWebInspector Proでは、問題個所のリストアップに加えて、問題点をその場で修整できるようにした。コードの中の問題個所が専用エディタ上でピックアップされ、その場で修整できる。画像を一覧表示して、その場でalt属性の内容を修正・追加するといったことも可能だ。総務省が2005年12月に発表した、公共サイト向けのWebのアクセシビリティ指針「みんなの公共サイト運用モデル」に沿ったチェックにも対応した。

 価格は9300円(税別)。ベクターからのダウンロード販売では6400円(同)で提供する。同社は2008年度までに、6000本の販売を見込んでいる。修整機能のないWebInspector 5.0は従来通り、無償でダウンロード提供する。

 富士通は、WebInspectorのほかに、背景色と文字色の組み合わせをチェックするツール「ColorSelector」や色弱者の色の見え方を再現するツール「ColorDoctor」を無償で提供している。いずれも日本語版に加えて、英語版で提供している。WebInspectorとColorSelectorについては12月1日から、中国語版と韓国語版も無償でダウンロードできるようになる。