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「WebInspector Pro」の画面
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画像に効率良く代替テキストを設定できる「イメージ一覧」機能
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色覚障害者にも配慮した色の組み合わせを選べる機能も持つ
色覚障害者にも配慮した色の組み合わせを選べる機能も持つ
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 富士通は2006年11月29日、日本工業規格(JIS)や総務省が策定した規格に基づいて、Webサイトのアクセシビリティ診断と修正ができるツール「WebInspector Pro」を、2006年12月1日に発売する。価格はソフトウエア販売サイト「Vector」でのダウンロード販売で6400円、CD-ROM販売で9300円となる。

 Webサイトのアクセシビリティとは、Webサイトで提供している情報やサービスに対するアクセスの容易さのこと。Webサイトは、障害者や高齢者などを含むすべての利用者に対して十分なアクセシビリティを確保することが望ましい。例えば、Webサイト上の画像に対して、画像の内容を説明する代替テキスト(alt属性)を設定しておくと、視覚障害者などが音声読み上げソフトを使ってWebサイトの内容を把握することが容易になる。2004年6月には、JISがWebサイトのアクセシビリティ向上のための規格「JIS X 8341-3」を定め、2005年には総務省が自治体など公共サイト向けのアクセシビリティ対策指針「みんなの公共サイト運用モデル」を策定した。

 WebInspector Proでは、JIS X 8341-3とみんなの公共サイト運用モデルに加え、富士通が自社で策定した「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針 第2.01版」の3つの基準からWebサイトのアクセシビリティを診断できる。Webサイト内の診断したいWebページを選んで「アクセシビリティチェックボタン」を押すと、選択したアクセシビリティ基準に基づいた診断結果を出す。Webページの設計に問題がある場合は、問題の内容と該当個所をHTMLやXHTMLのソースとともに表示する。ソース上で問題個所を直接修正できるほか、画像に代替テキストが設定されているかを効率的に確認・修正できる「イメージ一覧」機能や、色覚障害者にも配慮した背景色と文字色の組み合わせを手軽に選べる機能を備える。

 販売対象は自治体や企業のホームページ作成者など。「2008年度末までに、自治体向けに4000本、企業や個人向けに2000本の販売を見込んでいる」(富士通のコンサルティング事業本部アクセシビリティグループの杉妻 謙氏)という。また、WebInspector Proのように問題個所の指摘や修正機能は持たないが、JIS規格と富士通が策定した指針に基づいてWebサイトのアクセシビリティ診断ができるツール群を、自社サイト内にて無償提供する。