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 JR東日本の自動改札システムで、12月1日未明に大規模なトラブルが発生し、184駅で非接触ICカード「Suica」が使えない状態となった。12月1日に日付が変わった時点で利用者が改札を通過できなくなり、ゲートを開放することで対処した。同日朝5時頃までに大部分の改札機が回復したが、「ここまで大規模なトラブルは2001年のサービス開始以来初めて」(広報部)という。

 問題を起こしたのは、自動改札機にインストールしているプログラム。Suicaの状態をチェックするプログラムにミスがあり、ゲートが閉鎖されてしまう事象が起きた。特別なケースを想定した、設定フラグがすべてのSuicaに適用されてしまった。特別なケースとは、半年間や1年間など長期間利用されていないSuicaをチェックするために、ゲートを閉鎖し磁気やカードの破損などを検査するための設定である。

 今回のトラブルはSuicaが使える首都圏511駅のうち3分の1以上の184駅で発生した。日本信号製の自動改札機を利用している駅で、横浜駅や大宮駅などが含まれる。対象となったSuicaは、「Suica定期券」、「ビュー・スイカ」、「モバイルSuica」の3種類だった。