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 企業向けソフトをグローバルに展開するCDC Softwareは、傘下にあるピボタル社のCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)ソフト「Pivotal CRM」の新バージョンである5.9を、日本でも販売したと発表した。CDC SoftwareはERP(統合基幹業務システム)ソフトなども手掛けており、国内ではCDC Software ジャパン(東京都中央区、新造宗三郎社長)が扱っている。ピボタルのプロダクトマネジメント担当副社長、スコット・ムンロ氏(写真)に今後の方針などを聞いた。

■Pivotal CRMは中堅企業のマーケットを狙っており、ユーザー企業の要望に応じて柔軟にカスタマイズできる点が特長だ。新バージョンの5.9でも、ユーザーインタフェースを改善するなど使い勝手を向上させている。日本市場では今後ともパートナーを増やす方針で、2007年にはさらに5社ぐらいを獲得したい。これまでのノウハウを集約した組織も社内に作り、パートナー向けの技術支援を強化していく。

■海外マーケットでは業種別に特化したPivotal CRMが好調だった。そこで日本でも、来年には業種別に特化したPivotal CRMを投入していく方針だ。まずは銀行や保険、リースなどの金融向けを狙う。こうした市場は今まではカスタマイズで対応していたが、今後はパートナーと協力してテンプレートを作るなど、新たなアプローチを展開したい。元々、Pivotal CRMは金融が強かった。業種別に特化にすることで、さらなる新規獲得を目指す。金融以外にも、パートナーと協力しながら建設や不動産、サービス業などの業種も攻めていきたい。

■SaaSなどへの対応は今のところ考えていない。Pivotal CRMはユーザー企業の複雑な業務プロセスに十分対応できる点も特長の一つであり、中堅以上の企業に対して特に大きな強みを発揮する。海外市場でSaaSは伸びているが、単純な業務プロセスを持つ中小企業向けという印象が強いため、当社のターゲットとは異なると見ている。

■2007年内には、Pivotal CRMのバージョン6.0に相当する、コードネーム「Sedna」と呼ぶ新製品も日本市場に投入したい。これはOutlookとの親和性を高めた製品で、Pivotal CRMの画面とOutlookの画面がシームレスになる。ユーザーの使い勝手が格段によくなるだろう。