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「ゆかり」のID情報管理画面
「ゆかり」のID情報管理画面
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 ITインフラの構築やサポートを手掛ける日本ビジネスシステムズ(JBS,東京都港区,牧田幸弘社長)は2007年1月,マイクロソフト製のディレクトリ管理ツールActive Directory(AD)によるID情報管理を省力化するソフト「ゆかり(紫)」を発売する。同社にとっては初の自社製品という。

 「ゆかり」は,JBSがその中核業務であるITインフラの構築やサポートを手掛ける中から生まれた。同社ソリューション開発部開発4課の笹島達也課長は「ユーザー数が1000前後の中堅ユーザーでは特に,ユーザーIDやメールアドレスの管理業務に悩む声が多い。これまでは個別にツールを開発してニーズに応えて来たが,同様の悩みを抱えた企業は多いはずだ」と話す。正式な発売は2007年1月だが,既に大手飲食チェーン1社が導入に着手しているほか,2社が検討中という。

 ゆかりは,ユーザー情報を一元的に管理するための「YUKARIエンジン」というマスターDBに個々のID情報の登録から変更管理,抹消に至るまでの履歴を保持する。そのため,過去の任意の時点について「このユーザーがどんな権限を有していたか」を確認できる。管理者向け画面は,Webブラウザ上で操作する対話型と,一括処理に向くコマンドライン型の2種類を用意した。YUKARIエンジンはSQL Serverで作られているため,ADのデータを取り込んで利用できるほか,YUKARIエンジンのデータを出力して他のシステムで利用することも可能だ。

 主要ターゲットは,ユーザー数が1000前後およびそれ以上の規模の企業。ライセンス価格は,250アカウントまで管理できる最小構成で150万円,年間保守料金は22万5000円である。

 現在はID登録申請などに使うワークフロー機能は備えていないが,ノーツなどのワークフロー機能と組み合わせて使うことを想定している。現在マイクロソフトがベータテスト中のワークフロー機能「Windows Workflow Foundation」が利用可能になれば,これを取り込む予定だ。