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IIJと日本BEAによるRFID2.0プラットフォームで企業システムとICタグの連携が容易になる
IIJと日本BEAによるRFID2.0プラットフォームで企業システムとICタグの連携が容易になる
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)と日本BEAシステムズ(日本BEA)は,無線ICタグ(RFID)を使ったシステム環境構築のために共同で標準プラットフォームを提供すると発表した。ICタグの国際標準化団体であるEPCグローバルの規格に準拠し,ネットワーク技術とミドルウエア製品を連携させたICタグ活用のためのプラットフォームを整備した。

 提供するプラットフォームは,「RFID2.0」と呼ぶICタグ利用・活用モデルに対応するもの。企業の情報システムにICタグシステムを組み込み,SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づくICタグ利用共通基盤の構築を目指す。

 IIJは,ICタグ情報を企業間で共有できるようにする標準規格「EPCグローバルネットワーク」に準拠したネットワークサービスの「IIJ EPCglobal Network」を提供している。日本BEAはSOAに基づくICタグシステム製品群として,RFIDミドルウエアの「BEA WebLogic RFID Edge Server」およびEPCレポジトリの「BEA WebLogic RFID Enterprise Server」を提供する。今回は,これらを実際に連携させることで,企業システムと企業間を結ぶネットワークの橋渡しをできるようにして,EPCグローバルに準拠した無線ICタグシステムのプラットフォームを構築した。

 具体的には,EPCグローバルが仕様を策定しているICタグ情報の登録・検索サービス「EPCIS」(EPC Information services)と,EPCミドルウエアのインタフェース「ALE」(アプリケーション・レベル・イベント)の相互接続性を実証した。IIJ EPCglobal Network側のEPCISシステムとBEA WebLogic RFID Edge Serverとの相互接続を確認した。EPCISは2007年1月ころの標準化を目指して作業が進められているが,今回はその作業状況を先取りして実装したと説明する。

 構築したプラットフォームは,RFID2.0の提唱企業の一つである日本Hewlett-Packard(日本HP)などが共同運営する検証施設「HP RFID Noisy ラボ・ジャパン」にデモシステムとして提供。ユーザー企業などへの体験・検証環境を整えた。IIJと日本BEAの2社は今後,今回のプラットフォームを使ってRFID2.0の考え方に基づく企業システムを提案していく。