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 アイログは12月8日、配送計画や人員配置計画などの最適化を支援するツール群「ILOG Optimization Decision Management System(ODMS)」の出荷を開始した。従来は専任者でなければ困難だった最適化アプリケーションの実行や追加・修整を容易にして、業務担当者自身が意思決定に役立てられるようにした。

ILOG ODMSは、目標(例えば「空の倉庫の固定費と備品費用を最小化する」)や制約条件(「需要はどれくらい見込めるか」、「倉庫収容能力はどの程度か」)を基に、最適な計画作成を支援するソフト。製造業なら生産や配送、人員配置、通信業ならネットワークの最適経路、金融業ならポートフォリオ管理などに関する計画の立案を支援する。作成した計画や、それに基づくシミュレーションの結果を図示する機能を備えており、利用者はそれを見て条件などを変えて再度シミュレーションを実施し、業務に最も適した計画を立案できる。

 これらの作業は従来、専任者のOR(オペレーションズ・リサーチ)技術者やソフトウエア技術者が主に担当していた。ILOG ODMSでは、「ILOG Optimization Decision Manager(ODM)」と呼ぶ開発支援ソフトを搭載。プログラムを書かずに、ウィザードに従って情報を入力したり設定することで、計画に関する作業を担当できるようにしている。「業務担当者を念頭に置いた最適化支援ソフトは、業界で初めてではないか」と、和多田 茂ゼネラル マネージャーは話す。

 ILOG ODMSは、ILOG ODMのほかに計画実行用ソフトの「ILOG CPLEX」や目標・制約条件をセットにしたモデルの作成を支援する「ILOG OPL Studio」で構成する。CPLEXとOPL Studioは既存製品で、モデルは独自のスクリプト言語で記述する。計画実行用ソフトとして、制約プログラミングのための「ILOG CP」を利用することもできる。

 価格は、最小構成で437万5000円から。新日鉄ソリューションズなどのパートナを通じて販売する。初年度20システムの販売を狙う。