PR

 インテルとビットワレット、マイクロソフトの3社は12月7日、6月から共同で進めている「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」の中間報告を発表した。同プロジェクトは、Felicaを使った電子マネー・サービス「Edy」に対応したWebサイトにアクセスしたパソコン上で即時決済する仕組みを普及促進させるためのもの。Edy対応サイトを倍増させるという第1の目標は、12月時点で3000サイトを超え年間目標をすでに達成した。この勢いを維持し、来春までに1万サイトを目指す考えだ。

 一方で、第2、第3の目標は道半ばだ。Felica対応パソコンの出荷数は、2007年6月までに3倍に増やしたいとする目標に対し、現時点ではその25%程度にとどまっている。ただ「Windows Vista発売前後には、FeliCa対応パソコンが続々と発表される予定で、動きが加速するのはこれから」(インテル事業開発本部・宗像義恵本部長)としている。Edyカードを使ったパソコンからのオンライン決済額を倍増させるという目標の達成度も、12月時点では60%程度だった。

 同プロジェクトは今後、本格的なテコ入れを始める。まずはFelica対応パソコンの出荷数増に向けては、パソコン・メーカーとの共同開発に協力したりプロモーションを強化する。一方、取引高を増やすためには、実証実験を始める。「シニア層や主婦層など、これまでパソコンを使って電子決済などをしなかったユーザーを対象に、使いやすく、安心できるパソコンとECサイトを開発する」(ビットワレット・宮沢和正執行役員常務)計画だ。

 実証実験は、この12月から07年3月にかけて、埼玉県川口市のマンションに住む40~60歳の世帯を対象に実施する。特別に開発したタッチパネル式のノート・パソコン(Windows Vista搭載)30台を配布。既存のEdy対応ECサイトのほか、日本旅行やそごう川口店などが参加し、シニア向けパソコンの開発やサービス形態を模索する。

 現在、Edyカードの発行枚数は、携帯電話搭載分なども含めて2200万枚以上。年間1億3000万件(2005年)の利用件数がある。Edy端末は全国のコンビニエンス・ストアに1万3000台以上あり、07年には2倍の2万6000台の設置を目指している。