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 携帯端末向け地上デジタル放送サービスで利用できる周波数帯域の追加割り当てを目指す企画会社が名乗りを上げた。フジテレビジョンやNTTドコモなど5社の共同出資会社「マルチメディア放送企画LLC」である。

 同社は今後,現行の携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」と同じ通信方式である「ISDB-T」方式を採用した新たな放送サービスを検討する。新たなサービス形態を総務省などにアピールし,2011年に空く地上アナログ放送用周波数を携帯端末向け地上デジタル放送サービス用に取得することを狙う。

 マルチメディア放送企画の株主企業には,CS放送のプラットフォーム事業者であるスカイパーフェクト・コミュニケーションズが名を連ねている。周波数を使えるのが2011年以降であることを考えると,スカイパーフェクトのワンセグ関連会社への出資が,同社の収益に短期間で結び付くとは考えにくい。それにもかかわらず出資を決断したのは,携帯端末向け地上デジタル放送サービスの進化を見据えた深謀遠慮がある。