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Bluetooth SIGのエグゼクティブ・ディレクター、マイケル・フォーリー氏
Bluetooth SIGのエグゼクティブ・ディレクター、マイケル・フォーリー氏
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 2006年12月8日、Bluetoothの技術開発や普及、標準化などを推進する業界団体「Bluetooth SIG(Special Interest Group)」が報道関係者向け説明会を開催。エグゼクティブ・ディレクターを務めるマイケル・フォーリー氏がBluetooth技術の現状と見通しを語った。

 同氏によれば、今後は低消費電力などBluetoothの特徴を生かしつつ、より高速なデータ転送の実現を目指す。そのため、Bluetooth SIGではWiMedia Allianceと連携してUWB(Ultra Wide Band)の技術を取り入れた新しい仕様の策定を進めている。現在の規格Bluetooth 2.0+EDRでは最大3Mbpsだった通信速度が、新しい仕様では100Mbpsとなるという。この高速な次期Bluetoothは、2008年初めに仕様が公開される見通し。

 Bluetooth対応機器は、2005年には世界で3億2800万台が出荷された。2006年11月初旬には累計出荷台数が10億台に達した。Bluetoothに対する消費者の認知度は高まっており、Bluetooth SIGではこの増加傾向は2007年も同じように続くとみている。

 Bluetoothの用途としては、世界市場においては携帯電話、ワイヤレスのヘッドセットが最も一般的だという。また、携帯電話やデジタルカメラから、プリンターに画像を送信して印刷するといった使い方もよくある例だ。日本では欧米ほどBluetoothが普及していないが、音楽を聞くシーンでの活用が多いという。「携帯音楽プレーヤーから自宅や車のステレオに音楽を転送するといった用途に使われる」(同氏)。今後は医療分野などへの応用の可能性もある。例えばBluetoothに対応した心拍数の測定機器を使えば、患者が自宅にいてもネットワークを介して病院に測定データを送り、医師が管理できるという。