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 「消費者のニーズのほとんどに応えられる主力商品」――。ソフトバンクモバイルが1月5日に発表した新料金制度「ホワイトプラン」(関連記事)について、同社の孫正義 代表執行役社長兼CEOは、こう言い切る。しかし孫 社長は「不特定多数への通話が多いユーザーには向かない」とも言う。では、どのようなユーザーにメリットがあるのか。既存の料金プランと比較してみた。

 ホワイトプランは、「月額基本料980円」、「同社のユーザー同士なら午前1時~午後9時の通話が無料」、「同社のユーザー間以外の通話料は30秒あたり21円」という、極めて単純化した料金プランである。NTTドコモやauユーザー、固定電話への通話が多い場合には割高になるため、「不特定多数への通話が多いユーザーには向かない」という表現になる。

 これを、同社のゴールドプランと比べてみよう。ゴールドプランの月額基本料は、1月15日までに申し込んだ場合にはキャンペーン価格(予想外割)が適用されて2880円である。980円のホワイトプランよりも割高だが、ゴールドプランには夜間帯における200分までの無料通話分が含まれている。ホワイトプランには、こうした夜間の無料通話分はない。

 ソフトバンクモバイルのユーザー以外への通話料金は同条件なので、ホワイトプランが安価になるのは「午後9時~翌日午前1時におけるソフトバンクモバイル・ユーザーへの通話時間が1カ月当たり45分まで」となる。45分を過ぎると、ゴールドプランの方が割安だ。

 キャンペーン終了後のゴールドプランは、月額基本料が9600円になる。この場合にはゴールドプランの方が常に割高だ。加入期間による月額基本料の割引(最大70%=割引後は2880円)がなければ、ゴールドプランを利用するメリットはない。

 ソフトバンクモバイルと同様、「契約者同士の通話無料」をうたうウィルコム。同社の月額基本料は2900円で、固定電話には30秒当たり10.5円、携帯電話には同13.125円がかかる。同一事業者以外の通話がすべて固定電話向けだとすると、ホワイトプランが割安になるのは91分以下となる。すべて携帯電話向けの場合には121分以下である。

 以上、通話に限定し、データ通信を除いていくつかの料金プランと比較してみた。自分のニーズに応えられているかどうかは、やはり、他の料金プランと比べてみなければ分からなそうだ。

【1月7日訂正】当初、NTTドコモの「タイプSS」と比較しタイプSSの方が安くなるケースがあるとしていましたが、実際には「ホワイトプランはNTTドコモのタイプSSよりも常に安く」なります。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。