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「ガジェットでビジネスチャンスが生まれる」と説明したマイクロソフト執行役専務ゼネラルビジネス担当の眞柄泰利氏
「ガジェットでビジネスチャンスが生まれる」と説明したマイクロソフト執行役専務ゼネラルビジネス担当の眞柄泰利氏
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国内のパソコンメーカー7社の代表者が登壇してプレゼンテーションを行った
国内のパソコンメーカー7社の代表者が登壇してプレゼンテーションを行った
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 社団法人日本コンピューターシステム販売店協会(JCSSA)は、2007年1月15日、ハード・ソフトメーカーや販売店向けに「JCSSA新春特別セミナー」と題した講演会を開催。講演会ではマイクロソフトによる特別講演とパソコンメーカー7社によるプレゼンテーションが行われた。

 マイクロソフトからは執行役専務ゼネラルビジネス担当の眞柄泰利氏が登壇。「Windows Vistaが拓く新しいビジネスチャンス」と題して講演を行った。眞柄氏は、ビジネスチャンスの“肝”となるものとしてWindows Vistaが搭載した「Windows Vista サイドバーガジェット」(以下、ガジェット)を挙げた。ガジェットはデスクトップ上に常に置いておけるアプリケーションで、電卓や時計などのアクセサリーやインターネット経由でWebサービスと連携するものなど、さまざまなものが提供される。眞柄氏はこのガジェットを企業が有効活用して「デスクトップ上の面積でいかにシェアをとるかでビジネスチャンスができる」と語った。

 眞柄氏はほかにもWindows Vistaで実現できる世界をさまざまな周辺機器とともに紹介。ソニーのハイビジョンカメラで撮影した動画を東芝のノートパソコンでHD DVDのディスクに保存し、大画面テレビで再生したり、Xboxを使ってパソコンからハイビジョン動画を配信するデモンストレーションを実施した。ほかにもWindows Vistaが搭載する新しいネットワーク技術「Windows Rally」を利用して、無線LANを搭載したキヤノンのコンパクトデジタルカメラで撮影した写真をパソコンに取り込むデモンストレーションも行った。

 パソコンメーカーからはNEC、アップルコンピュータ、ソニー、東芝、日本ヒューレット・パッカード、富士通、レノボ・ジャパンの代表者が登壇。各社が2007年の販売計画をプレゼンテーションした。

 NECパーソナルプロダクツの高須英世社長やソニーの石田佳久コーポレート・エグゼクティブSVP、東芝の執行役常務 PC&ネットワーク社の下光秀二郎副社長はビジネス向けのモバイルパソコンについて触れた。高須氏は、IPを利用する次世代ネットワーク「NGN(Next Generation Network)」に触れ、「ノートPC全体における台数比率が現在2割程度のモバイルPCは、NGNによってその比率を伸ばすはず。(企業向けのモバイルノートのVersaPro)UltraLiteはさらに強化していきたい」とした。石田氏も「軽い、バッテリー駆動時間が長い、丈夫、というすべてのニーズを満たしたモバイル」(石田氏)の「VAIO type G」を例に、自社製品をアピール。一般消費者向けのノートが好調な東芝も「細かい注文生産にも応えられる体制を整え、ビジネスユーザー向けの市場でもナンバーワンになれるよう高品質なパソコンを作っていく」(下光氏)とした。

 日本ヒューレット・パッカードとレノボ・ジャパンは独自のブランドを強調。レノボ・ジャパンの天野総太郎社長は「本年度中にレノボのブランディングにメスを入れるようなキャンペーンを予定している」という。日本ヒューレット・パッカード専務執行役員の窪田大介氏は2006年の第3四半期でデルを抜いてパソコン販売台数世界トップシェアを奪取したことを強調。日本ヒューレット・パッカードとしての独自のブランディングのために「社内全員で考えた」(窪田氏)というキャッチフレーズ「期待の、その先へ。日本HP」を冒頭に発表した。去年から本格参入した一般消費者向けの市場に対しても「二度と撤退したくない。販売方法は慎重に、かつ時間をかけて販売店にも浸透させていく」と意欲を見せた。

 富士通からは経営執行役 パーソナルビジネス本部長の山本正己氏が登壇。従来、32型、37型の液晶を搭載するデスクトップパソコンでリビングに「進出」する姿勢を見せていたが、今回新たに大型テレビとつなぐコンセプトパソコン「FMV-TEO」を発表した。「DVDプレイヤーやHDDレコーダーなどさまざまな機器を代用できるようなエンターテイメントリビングPC」(山本氏)という構想を披露した。

 先日の「Macworld Conference & Expo」で好評を博したアップルコンピュータからは法人営業本部の坂本憲志本部長が登壇。iMacの2006年の販売台数が対前年比で118%であったと述べ、その堅調さをアピール。「売り上げを2倍にした販売店もある」という。「今後はデジタルネットワークを前提として商品作りをしていく」とあらためて「家電メーカー」のアップルコンピュータを強調した。