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 PCIバスの標準化を手がける非営利業界団体PCI Special Interest Group(PCI-SIG)は,コンピュータ内部バス規格の新版「PCI Express(PCIe)Base 2.0」を公開した。PCI-SIGが米国時間1月15日に明らかにした。仕様書は,PCI-SIGのWebサイトからダウンロードできる。

 新版は,既存規格「PCIe 1.1」との互換性を維持しつつ,データ転送速度を従来の毎秒2.5GT(ギガ転送)から毎秒5GTに高めた。この高速化により,16レーンのリンクを集約し約16Gバイト/秒(双方向)を実現できるという。

 高速化のほかには,プロトコル層を改善した結果,「相互接続性,低コスト,開発期間の短縮を可能とする機器設計が行える」(PCI-SIG)。主な改善項目としては,リンク速度の動的管理機能,リンク帯域幅の通知機能,構造拡張機能,アクセス制御サービス,コンプリーション・タイムアウト制御機能,機能レベルのリセット機能,電力制限の再定義機能がある。

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