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 インドのWiproは米国時間1月17日,2007会計年度第3四半期(2006年10~12月期)の決算を発表した。同期の米国会計原則(GAAP)ベースの売上高は396億4000万ルピー(8億9900万ドル)で前年同期比43%の増収。純利益は74億5000万ルピー(1億69000万ドル)で同40%の増益となった。

 Global IT Services&Products事業の売上高は286億7000万ルピー(6億5000万ドル)で,前年同期から35%増加した。金利税引前利益(EBIT)は68億3000万ルピー(1億5500万ドル)で前年同期比32%の増益。また,同事業は当期に37社の新規顧客を獲得した。

 インドとアジア太平洋のIT Services&Products事業は,売上高が前年同期比74%増の67億ルピー(1億5200万ドル),EBITが同39%増の5億3900万ルピー(1220万ドル)となった。

 WiproのCFO(最高財務責任者)のSuresh Senapaty氏は,「当期はGlobal IT Services&Products事業の売上高が6億5000万ドルに達し,事前予測の6億3300万ドルを上回った。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業における経営改善や収益性の向上,取得資産などの影響で,人件費とルピーの上昇による収益への負担を軽減できた」と説明する。

 同社会長のAzim Premji氏は,「2007年1~3月期におけるGlobal IT Services&Products事業の売上高は約6億8500万ドルに達するだろう」と予測している。

発表資料(PDF形式)