米Unisysは米国時間1月22日,データ・センターの仮想化とオーケストレーションを支援する2つの新製品「Unisys Enterprise Virtualization」と「同Enterprise Orchestration」を発表した。
両製品は,リソースの自動化機能,インフラ検出機能,実装ツール,リソースの利用コストの振り分け機能などを提供し,Real-Time Infrastructure(RTI)の重要な構成要素になるという。両製品により,柔軟なRTIを構築できるため,企業は複雑化するIT環境をより効率的に管理でき,運用コスト削減しながらサービス品質を強化できるとしている。
Enterprise Virtualizationは,同社の企業向けサーバー「ES7000/one」向けに最適化されており,顧客は迅速かつ安全に仮想化したインフラを実装できるという。同社の「Unisys 3D Visible Enterprise(3D-VE)」アプローチを導入したWebベースのアプリケーション「Unisys IT Modeler」を採用する。IT Modelerにより,インフラ資産の検出や分類,関連するビジネス資産との結びつけなどが可能となる。
同製品は,2つの新しい技術「Real-Time Consolidation Accelerator」と「Real-Time Chargeback」を提供する。Real-Time Consolidation Acceleratorは,物理的なサーバー,仮想マシン,イメージ・アーカイブ間でアプリケーションとオペレーティング・システムを自動的に変換する機能を提供。Real-Time Chargebackは,コンピュータ・リソースの利用コストを自動的に割り振って課金する機能を提供する。
Enterprise Orchestrationは,サービス・レベルのパフォーマンスとインフラ効率の向上を支援する。
同製品は,規則に基づいたソフトウエア・エンジン「Unisys Orchestration and Provisioning」を提供する。企業はリソースの利用やパフォーマンスに関するポリシーを設定して,自動的にリソースの割り当てに反映させることができる。動的にシステムを最適化できるため,目標とするサービス・レベルの達成を支援しながら,設備投資と運用コストが削減できるという。
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