インフォテリアの平野洋一郎社長
インフォテリアの平野洋一郎社長
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 国産EAIソフト・ベンダーのインフォテリア(東京都品川区,平野洋一郎社長)は1月23日,EAIソフトの新製品3種の即日出荷と,他ベンダー24社が提供する26製品との連携動作をユーザーに保証するための協業プログラム「@WARP(アット・ワープ)」の開始を発表した。

 発表した製品は「ASTERIA WARP」「ASTERIA ARMS」「ASTERIA WARP Lite」。従来製品の後継にあたるASTERIA WARPのほか,大規模ユーザー向けのハイエンド製品として同ARMS,ブラウザだけでデータ連携が実現でき,70万円と価格を抑えたエントリー製品同Liteを加えた。

 製品ベンダーとの協業プログラム「@WARP」は,賛同する24社が提供する26製品を対象に,「実案件レベルで,ASTERIAを介し各社の製品が問題なく連携するよう,情報提供や検証作業のほか,実装時に発生する問題の解決も効率よく進められるよう協力する」(平野社長)というもの。

 現在の参加ベンダーは,グロービア インターナショナル,東洋ビジネスエンジニアリング,住商情報システムなどの国産ベンダーのほか,日本IBM,SAPジャパンなど24社。対象製品のうち15製品の検証作業を終えたところで,インフォテリアが7月に予定する@WARPのイベントまでに,50製品程度まで対象を広げる計画だ。

 インフォテリアの平野社長は,@WARP発足の背景を次のように説明する。「標準化が進んだ結果,ベンダーは『当社の製品は標準技術対応ですからつながるはずです』という一般論を展開するようになった。しかしユーザーが知りたいのは,自分たちのシステムで実際に複数のシステムが連携できるかということであって,一般論ではない」。

 参加ベンダーの1社として会見に出席したグロービアの田村元バイスプレジデントは,「データ連携は,システムを導入する企業が必ず突き当たる問題。例えだが,PCの周辺機器でも,動作検証済みの製品なら安心してすぐに買える。これと同様のメリットをユーザーに提供できるならと参加を決めた」と語る。

 @WARPの連携対象製品およびベンダーは以下の通り。

CBMS ZeeM(クレオ),Chakra(ニューシステムテクノロジー),COMPANY(ワークスアプリケーションズ),Cyber Luxeon(サイバーテック),DB2 V9.1(日本IBM),eMplex CRM(エンプレックス),EXPLANNER(NEC),glovia.com(グロービア インターナショナル),Innova Process Navigator(イノーバ),intra-mart WebPlatform Version6(NTTデータイントラマート),JFT(ビック東海),Lotus Notes/Lotus Domino(日本IBM),MailPublisher X(エイケア・システムズ),MCFrame(東洋ビジネスエンジニアリング),METAWORKS(ロココ),mySAP ERP(SAPジャパン),NeoCoreXMS(三井物産),POWER EGG(ディサークル),ProActive E2(住商情報システム),SCAW(NTTデータシステムズ),TRILLIUM SOFTWARE(アグレックス),Web-CADDY/J(キヤノンソフトウェア),WebEDI受信名人(ユーザックシステム),WebSphere Portal(日本IBM),xfy(ジャストシステム),快速サーチャー ログ検索ソリューション(インテック)。